トマトを植物育成LEDを使って水耕栽培と土栽培の成長比較
9月 16th, 2016家庭菜園、水耕栽培、トマト栽培、種植え
野菜栽培士がおススメする
トマトを植物育成LEDを使って
室内で水耕栽培と土栽培の成長比較
今回は室内で植物育成ライトLEDを使って
室内栽培では活躍するグロウボックス内で
水耕栽培と土栽培の成長比較をしていきたます。
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まずは種上からですがスタートしたのは
9月上旬のまだ残暑が少し残っている時期です。
まずは種植えようの培地
(スポンジ2種、ロックウール)を用意しました。
まずはロックウールです。
このロックウールの特徴は
保水性が良いので乾きにくくなっています。
最後にスポンジです。
この種植えスポンジはコストが安いのが良い所ですが、
排水性が良いので、
水を含ませるのに少しコツがいります。
さて今回、栽培するのは中玉トマトです。
さっそく種植えをしていきます。
まずはロックウールです。
穴に種を入れて
水で濡らしていくだけです。
最後に排水性が良いスポンジです。
このスポンジも切れ目は入っていますので
そこにトマトの種を置き軽く押し込みます。
このスポンジも水で濡らしていくのですが
排水性が
良いスポンジなのでタッパなどの容器に水を張って
キッチンペーパーなどの
厚手の物をスポンジの上に置いて
水を含ませて乾燥を防ぎます。
そして、暗くて25度ぐらいの環境に保管していきます。
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7日程度で発芽してくれます。
植物育成ライトで光合成させていきますが
この時期は強い光だと葉焼けの可能性があるので
苗を大きくしていきます。
10日後ぐらいたつと本葉が出てきます。
このぐらいの時期になると根が発達してきますので
いったん中間のサイズの鉢(Pot)に定植していき
根をもっと増やし、苗も大きくしていく手間をかけると
いきなり大きな鉢や、水耕栽培キットに抵触するより
トマトの苗にダメージがかからず、
成功率が上がっていきます。
今回は水耕栽培と土栽培の成長比較ですので
まず土はBio BizzのAll Mixを使っていきます。
このオールミックスは
植物の生育に最も優れたオーガニック培養土で、
屋外栽培、室内栽培を問わず、あらゆる種類の
鉢植え植物/花/ハーブ/植木/芝に使えます。
はじめて使用する場合、まず水だけをやって36時間、
土壌の温度は温かめに保ち置いておくと
含有する微生物が活動を開始します。
その後ポットに移し
苗を培地ごと(スポンジ、ロックウール)
土(オールミックス)で覆っていきます。
余談ですが、
この小さい苗の時期は多くの栄養を必要とはしません。
ですのでオールミックスのような
多くの栄養分が入っている土だと苗が
肥料焼けすることがありますので肥料分の少ない
で行うのもおススメです。
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次に水耕栽培用の苗を定植して行きます。
水耕栽培用の
トマトの苗はハイドロボールを使っていきますが、
このハイドロボールは
使う前に水でしっかり洗ってから使います。
ハイドロボールも土と同様に
培地ごとおいてハイドロボールを流し込みます。
ハイドロボールは排水性が良い特徴がありますので
下皿に水を張っておいて
ハイドロボールを乾燥しないようにします。
発根を促進したいので、この時使う水は
混ぜた溶液を入れていきます。
混ぜる量は薄めの1リットルの水に対して
0.3ml混ぜました。(※これはあくまでも目安です。)
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さて、これからは本格的な栽培環境を作っていきます。
使うのは室内栽培で活躍してくれるグロウボックスで
(ソダテック グリーンルーム) M(100x50x180cm)を使います。
グロウボックスは保温性があり、
(夏場は換気などで温度を調節します)
植物育成ライトの光を
反射させ無駄なく植物に届けてくれます。
また、グロウボックス内に
インラインファン、エアーフィルターを設置できます。
これらは、空気清浄フィルターの役割を
はたしてくれますので 臭いを完全消臭し
花粉やカビ菌ハウスダストを軽減してくれます。
SODATECK In Line Fan Φ100/150㎜
グロウボックスやインラインファン、
エアーフィルターの詳しいい組み立て方や設置は
ご覧ください。
次に
グロウボックスに植物育成ライトLEDを設置します。
今回使うのが
ソダテック LED ウルトラ 340Wを使います。
この植物育成LEDは今までは
3Wの電球チップが主流だったところを
5Wの電球チップを使うことで光の広がりが良く、
また、植物の下部まで光を届けてくれます。
Sodateck ウルトラ はスイッチひとつで
成長期/開花期に応じた
最適なカラーバランスを照射します。
成長期には青色や白色の割合を
多くして葉や茎を丈夫に育て、
開花期に赤色や赤外線を追加して
花や実の生長を促進します。
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さて、
トマトの苗が下の写真のように15cmぐらいになって
根も多く発達してきたところで
大きな鉢や水耕栽培キットに定植していきます。
まず水耕栽培で使うのは
WATER FARM (ウォーターファーム)を使います。
ベース肥料のGHフローラ 473ml3本セットや
エアーポンプ、エアーチューブ、ハイドロボール9Lが
付属していますのでれ一台で水耕栽培がスタートでき、
初心者の方や上級者の方までお使いにおなれます。
組み立て方は簡単です。
まず、養液チューブを本体にはめ込み立てます。
この養液チューブは水位計になっていますし
下に向ければ水を排せつしてくれます。
次に本体に茶色のパーツをはめます。
この茶色のパーツはハイドロボールを
入れて苗を定植する場所です。
下には水が
下のタンク部分に落とすために穴が開いています。
これは、セット内容には含まれていませんが
エアーチューブを上から通して
水がたまるタンク部分にエアーストーンを
置くとエアーレーションシステムにもなります。
これは上部の茶色の部分の穴から植物の根が
タンク部分に伸びていきますので
下でエアーを加えると、より成長を促進できます。
セット内容の話に戻りますが
写真のような輪を本体にさします。
この輪から下部のタンクから水を
くみ上げポタポタと水を垂らすパーツです。
よく水洗いをしたハイドロボールを入れ
※ハイドロボールは使う前に
しっかり水洗いしてから使います。
トマトの苗を定植します。
輪の部分にチューブを差し込み
エアーポンプに接続します。
こうすることで
クリーム色の下部のタンク層に空気を送って
水を逆流させて輪っかの部分から
水をポタポタト垂らしてハイドロボールや植物の根に
水分を補充してくれる作りになっています。
その逆流させる水は
液体肥料を使って培養液を作っていきます。
まずはウォーターファームに付属されている
GH フローラ 473ml Gro/Bloom/Microを使います。
このウォーターファームは
循環式の水耕栽培キットです。
肥料を混ぜる量は
この時期は薄めのほうが良いと思いますので
1Lの水に対して
Gro 0.3ml /Bloom 0.3ml /Micro 0.25mlを混ぜました。
※この分量はあくまで目安です。
このベース肥料の
だけでも良いのですが
植物活性剤を合わせて
使っていくとより成長を促進できます。
そして発根剤の発根促進剤 ラピッドスタートを
混ぜる量は薄めの
1リットルの水に対して0.3ml混ぜました。
(※これはあくまでも目安です。)
GH ダイヤモンドネクターも混ぜますが
これは植物の根の栄養吸収を速めます。
薄めの1リットルの水に対して0.6ml混ぜました。
(※これはあくまでも目安です。)
GH Floralicious Plusも混ぜますが
これは養分の吸収・分解を促進して
光合成を助け、代謝・生長を高めます。
薄めの1リットルの水に対して0.12ml混ぜました。
(※これはあくまでも目安です。)
GH FloraBlend(フローラブレンド )も混ぜますが
これは頑丈で健康なたくましい根をつくります。
強い免疫力をつけて病気に強くなります。
花数が増えて重量感のある
香り高く風味豊かな果実が得られます。
薄めの1リットルの水に対して1.3ml混ぜました。
(※これはあくまでも目安です。)
完成した培養液の
pH(ペーハー)測定器で測ってみます。
トマトの栽培適正pH値は弱酸性の
5.2~6.5ぐらいの数値になればOKです。
数値は6.01なので合格ラインでした。
数値を合わせることで植物に
栄養を効率良く届けることができるので
成長が早くなる特徴がありますのでこのpHは大切です
土栽培のほうは
土はBio BizzのAll Mixを使っていきます。
鉢はAeroPot/エアロポットの10Lを使います。
布製ポットなのですが、
とくに室内栽培に適した薄さと強さになっています。
耐久性・耐薬品性ともに高く、
土を入れたまま引っぱっても破れません。
通気性に富んだエアロポットはポット全表面から
培地へと酸素が豊富にいきわたり、
ポットの底部や壁面でジメジメした加湿状態を
起こさないので植物の根にとって、
ストレスの少ない理想的な発達環境をつくります。
グロウボックス内にセットして完成です。
定植したばかりなので
あまり強い光ではないほうが良いので
トマトと植物育成LEDとの距離を76cmにしました。
※環境や温度によって
この距離は変わってきますので、これは目安です。
さて、定植直後は水耕栽培のトマトの苗は20cm
定植直後は土栽培のトマトの苗は20cm弱で
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定植した1週間後
温度は27℃、 湿度42%でした。
※湿度が少し低いです。
50%をを下回らないようにしたほうが
葉焼けの心配が軽減できます。
水耕栽培のトマトの苗は30cm
土栽培のトマトの苗は24cmになっていました。
水耕栽培のほうは成長が今のところ早いようです。
栽培環境の
グロウボックス内の温度も下がってきましたし、
少し徒長気味にも見えますので
トマトと植物育成LEDとの距離を
60cmに狭めていきます。
また植物にダメージを
与えないように徐々に距離を狭めていきます。
次回に続き来ます。
今回は使いませんでしたが
SODATECK ソダテックの
新作の植物育成LEDがあります。
植物育成LED 【SODATECK LED PRO】は
アメリカのノースカロライナ州に本社を
置くLEDチップの
トップブランド会社【CREE】と
ドイツのベルリンに本社を置くLEDなどの
光半導体、蛍光ランプ、白熱電球の
トップブランド会社【Osram】に
植物育成用のLEDを特注し、
Sodateck独自のノウハウで構成しコストを
度外視した完全プロ仕様の植物育成LEDです。