ペットボトルで野菜を簡単に作る。
1月 2nd, 2014
前回の記事 定植作業の様子で
工程手順を紹介させて頂きましたが、
コメントでこんな事を頂きました。
お金をかけずに水耕栽培はないか?との事を
質問を頂いたので
今回はこの事を記事にしたいと思います。
僕の水耕栽培は室内で水耕栽培装置を使って
太陽の代わりに植物育成ランプで生長させています。
しかし夏場などはベランダには
ペットボトルを工作して水耕栽培キットを
作って野菜栽培をしています。
種植えする事は以前書きましたが
ここまでは一緒の工程です。
その後発芽してところからが
ペットボトルの水耕栽培の開始です。
1.5ℓ~2ℓのペットボトルを用意します。
そのペットボトルの上から
3分の1位の所をカッターで切ります。
それを逆さまに重ねます。
ここに発芽したロックウールやスポンジを置きますが、
下に落ちてしまうようなら
100均などで売っているネットをかぶせ
そこに
発芽したロックウールやスポンジを安定させます。
それを
ロックウールで覆っていく場合はあまりギュウギュウに
つめないことがポイントです。
ロックウールの隙間に空気が入らず、
培養液を吸い込んだ時に水分過多になって
根腐れや茎の根元が腐敗病になってしまうからです。
ハイドロボールの場合は一度よく洗ってから
流し込み完了です。
そこに
液体肥料を水に溶かした培養液を注いで完成です。
今回はハイポニカを使っていきます。
このハイポニカは
これは2液性になっていて生長段階に合わせて配合を
変え無くて良いので、簡単に扱えますし
どんな
野菜栽培や花にも使えるので、よく使っています。
さっそく培養液を作っていきます。
作り方は
ハイポニカA剤を水1Lに対して1mlを混ぜます。
次にA剤を混ぜた1L水にB剤を1mlを混ぜます。
これだけの簡単な作業で完成です。
おススメ液体肥料はこちらからです。
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そこに、これからも発根は促進していきたいので
今までも使っていた、
発根促進剤も1ℓの水に対して1mlを
プラスして使っていきます。
おススメ液体肥料はこちらからです。
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仕上がった液体肥料を水に溶かした培養液の
pH値は6.1の弱酸性で
葉野菜の栽培に適した数値になってくれます。
この作った液体肥料を水に溶かした培養液を
ペットボトルの下部に注ぐのですが、
水位はこの位です。
僕がやっているように
植物育成ライトの元に置いても良いですし
ベランダや窓際に置いて太陽光で生長させれば
最低限のお金で水耕栽培がスタート出来ます。
生長していけば下部から根が伸びここから
培養液から栄養分を吸収できるようになります。
これだけでもいいのですが
ここからエアーレイションシステムに改造していくと
植物の生長速度がもう一段階上がっていきます。
そのエアーレイションシステムというのは
細かい気泡の酸素を
液体肥料を水に溶かした培養液に加えて
植物の根を、この酸素で泳がせ
より液体肥料を水に溶かした培養液の栄養分を
吸収しやすくするシステムです。
作り方は簡単で
水を溜めるタンクの部分にチューブを通す穴を開けます。
そこにチューブを通しエアーストーンをつなぎます。
エアーポンプでをつなげば、こんな気泡が出てきます。
今回は4つのペットボトルの水耕栽培措置に
エアーレイションシステムに改造していきたいので
エアーポンプは2穴の物を用意して
こんな2又分岐に出来るので物で
4本のチューブをつないでみました。
全部をセットするとこんな感じになります。
最後に根が伸びてくる水を溜めるタンク部分を
アルミホイールで遮光して完成です。
これは植物の根に光が当たらなようにするたためと、
光が当たることによって藻と、
コケが生えてしまう事を防ぐためです。
これで純粋なペットボトル水耕栽培より
エアーレイションシステムにした方が
生長速度が上がり、より健康な植物に育ってくれます。
こんな簡単に
ペットボトルの水耕栽培を出来る器具はこちらです。
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生長段階としては
こんな定植段階は5月1日でした。
そこから3週間後バジルは20cmに伸びていますね。
葉ネギは3週間後には40㎝になっています。
この位になればちょこちょこ収穫が出来ます。
その2週間後(定植から5週間)で30㎝になっていて
摘心ついでに収穫して
バジルは摘心から
12週後(定植から17週間)50㎝に伸びていて
花蕾がついてきたので収穫してしまいます。
葉ネギは
ちょくちょく収穫していますのでcmは測っていませんが
夏場のそうめんに活躍してくれました。
水耕栽培には色々なやり方がありますが、
このペットボトルの
水耕栽培はエアーレイションシステムといって
細かい気泡にして生長速度を上げていく水耕栽培ですが
単純にロックウールに
種植してそのまま育てる水耕栽培もあります。
この2種類の水耕栽培システムを比べてみるために
同じ日に種植えしたバジルと葉ネギを比較してみます。
ペットボトル水耕栽培は50㎝で
単純水耕栽培は27㎝、
身長だけではなく収穫量も一目瞭然に違いが分かります。
葉ネギも同様に
太さが違いますね。
左がペットボトル水耕栽培で右が単純水耕栽培です。
やはりエアーレイションシステムで酸素を加えた
水耕栽培システムの方が生長速度が速いですし
収穫量にも違いが出てきます。
そんなに日当たりが良いわけではない窓際栽培でも
17週間でこの位の生長が見込めます。
今後は花蕾が出来たので
そのまま育てて種を取ろうかと思っています。
こんな簡単にペットボトルの水耕栽培を出来る器具はこちらです。
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