現在と昔の野菜の栄養価…
現在の野菜の栄養価と昭和38年頃の野菜の栄養価
昭和38年における主な野菜の食品成分
種類 | カルシウム | 鉄(mg) | カロテン | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンC | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
トマト | 8 | 0.3 | 400 | 0.08 | 0.02 | 20 | 0.3 |
ホウレンソウ | 98 | 3.3 | 8000 | 0.12 | 0.30 | 100 | 0.9 |
ニンジン | 47 | 0.9 | 13500 | 0.10 | 0.05 | 10 | 1.3 |
平成12年における主な野菜の食品成分
種類 | カルシウム | 鉄(mg) | カロテン | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンC | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
トマト | 7 | 0.2 | 540 | 0.05 | 0.02 | 15 | 1.0 |
ホウレンソウ | 49 | 2.0 | 4200 | 0.11 | 0.20 | 35 | 2.8 |
ニンジン | 27 | 0.2 | 8200 | 0.04 | 0.04 | 4 | 2.5 |
※1.この成分表に記してある赤い文字は昭和38年と比べ数字が下がっていて青い文字は数字が上がっている事を意味します。
※2.僕がお世話になっている野菜栽培士の運営をしている日本園芸協会さんの資料を参考にしております。
■野菜の栄養価は昭和38年と比べ上がっているものもありますが、下がっている傾向が目立ちます。
僕は今は昔と比べて植物に与える肥料も使っている農薬や栽培技術など
改善されて、メディアでも野菜の栄養価の特集を組んだりしているので
当時の野菜の方より今の野菜の方が栄養価が高いと思ってました!!
■しかし原因は違うところにあった!!
日本園芸協会さんの資料によると…
「野菜に旬がなくなり野菜らしい味がしなくなった」と言う声は良く
耳 にしますが、需要の増加によって周年栽培をおこない温室での栽培により
日照不足の条件で育てられる事が多くなったのも原因の一つとして考えら れます。
る減少したためとも考えられます。
勿論、そればかりではなく分析法の進歩によってそれぞれの含有量が正確
に測定できるようになったために、結果的には減少したように見えるという
可能性も考えられます。
僕はこの事実を知って感じたことは、
野菜を購入する際は産地地消に限る!!(限界はありますが…)
流通の段階で栄養価が落ちるのであれば、地元の農家さんが作った野菜を
旬な時期に食べれば、この部分に関しては改善出るのではないでしょうか?
あとはお気に入りの野菜を自分で育てるのも手かもしれません…
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